
法人には設立に登録免許税がかかる他、個人事業主に比べ手続きが煩雑となります。
そこで今回は、個人事業主と会社の違いのうち特に大きな違いをお伝えしたいと思います。
個人事業主と会社の違い(外部関係編)
一般的に思われているとおり、会社のほうが個人事業主に比べて信用がある傾向があります。
会社によっては、個人事業主との取引はお断りという会社もあります。
一般消費者にとっても、会社のほうが安心と思われているケースがほとんどです。
信用力をつけ事業規模を拡大したい場合は、会社のほうが有利な場合が多いと思われます。
ただし、対金融機関については、個人事業主でも会社でも審査の仕方は同じです。
個人事業主と会社の違い(税務編)
確定申告の手間が大幅に増えます。
個人事業主の方は3月に確定申告書を税務署に提出するだけで、その枚数はほとんどの方で10枚以内です。
会社も同じように確定申告をするのですが、
提出先が税務署・府税事務所・市税事務所の3ヶ所で、 提出する書類も40枚前後と大幅に増えます。
確定申告書も複雑で、個人事業主の方は国税庁のHPでご自身で作成も可能ですが、
会社は国税庁のHPでも作成できませんし書類を入手しても、
税法の知識の無い方の作成は非常に困難です。
個人事業主と会社の違い(雇用編)
会社は社会保険の加入が強制になっていること以外は、
雇用手続きにおいて個人事業主と会社の違いはほとんど有りません。
むしろ、対外的な信用力という意味で、同じ条件の求人があった場合は会社に流れていく傾向が強いように感じます。
まとめ
ご自身が起業されるにあたって、個人事業主と会社のどちらがいいかは事業内容によって変わってきます。
個人事業主から会社への移行は比較的容易ですが、会社から個人事業主への移行は困難です。
京都で会社設立を検討されている方はぜひお問合せ下さい。
初回面談は無料となっております。
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