自己資金は、これまで創業のためどれだけ頑張って準備をしてきたかを客観的に測ることができるとても分かりやすいポイントとなります。
ですので自己資金が全く無いという状態では、その頑張りを測ることができませんので日本政策金融公庫の創業融資を獲得できる可能性はとても低くなってしまいます。
そこで今回は日本政策金融公庫が好む自己資金の貯め方、自己資金が無いときの対策をお話ししたいと思います。
京都の日本政策金融公庫が好む自己資金の貯め方
端的に言えば今回の創業のために、長い時間を掛けてコツコツと貯めてきた自己資金が最も好まれます。
実際の案件ですが、18年間にわたって毎月定額積立貯金をされた方がおられました。この方は面接の二日後には融資通過の決定がありました。
それほど自己資金とその貯め方は重要です。
一般的には給与が振り込まれた通帳から生活費を引き出して、残高が徐々に増えていれば全く問題はありません。
昨日今日で急に思いたったのではなく、しっかりと計画を立てて自己資金を貯めたことを説明できることが重要です。
京都の日本政策金融公庫の考える自己資金の定義
みなさんが想像される自己資金は「定期預金」や「タンス預金」と思われます。ですが日本政策金融公庫の定義する自己資金は少し違います。
日本政策金融公庫が定義する自己資金は「今回のお仕事のために自由に使えるお金」となります。
具体的な違いは「定期預金」はOK、「タンス預金」は好まれないということです。
「定期預金」はご自身名義の通帳に残高があるので「ご自身の自由に使う」ことができます。
では、「タンス預金」が好まれない理由はそのお金が「ご自身の自由に使う」ことができるお金かどうか分からないからです。
極端ですが、消費者金融等から借りてきてお金があると説明したところで、そのお金は返済しなければならず、「ご自身の自由に使う」ことができるお金ではないからです。
自己資金を見せるにはその貯め方も説明することがポイントとなります。
自己資金が無い場合の対策
では自己資金が無い場合はどうすればいいかですが、ご自身名義の定期預金の他に「ご自身の自由に使う」ことができるお金があることを説明できればいいということです。
具体的にはご家族の援助、保険などの解約となります。
古い考えかもしれませんが親からの援助であればすぐに返済を迫られことは無いかもしれません。
保険についても実態は毎月コツコツ支払われた保険料がたまったものとなります。
本当に自己資金が無ければ創業融資はとても厳しいものとなります。ですが、実は自己資金となる可能があるものをお持ちかもしれません。
不安に思われている方は日本政策金融公庫に申し込む前に弊事務所にご相談下さい。初回相談は無料となっております。
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